imp(インプレッション数)とは?広告における指標や増やし方

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imp(インプレッション数)は、Web広告の運用やWebサイト運営において、ユーザーの反応をみるために欠かせない指標です。

本記事ではこのimpの意味や類似用語との違い、Web広告で指標とした場合の考え方やimpの増やし方について解説していきます。

imp(インプレッション数)とは

imp(インプレッション数)とは、主にWeb広告が表示された回数のことを示す数値や指標です。

「印象」や「痕跡」を意味する英語「Impressions」が語源となっており、日本語では「インプレッション数」や「インプレッション」と表現されます。

またWeb広告に限らず、SNSの「投稿がタイムラインに表示され、ユーザーの目に留まった回数」をimpとカウントする場合もあります。

広告出稿におけるimpの数え方

impのカウントルールは、広告が1回表示されると「1imp」と数えます。

そのためページ内に同じ広告が2か所表示される場合、「2imp」とカウントするのが基本です。1impとしてカウントされるタイミングについては、広告媒体によって異なります。

広告媒体によって「広告全体が表示されるとカウント」される場合と「一部でも広告が表示されればカウント」されるケースがあります。

imp(インプレッション数)を分析や指標として使用する媒体は?

impはさまざまな媒体において、集客の指標として使われる数値です。

impは「Web広告の表示回数」を意味するケースが一般的ですが、他の意味で使われることもあるため、媒体に応じた「imp」の意味を理解する必要があります。

imp(インプレッション数)を数値として使用しているのは、主に以下の媒体です。

  • リスティング広告やディスプレイ広告(Google広告やYahoo!広告など)
  • SNS広告
  • SNSの投稿
  • 自然検索結果
  • YouTube動画
  • Googleビジネス

それぞれ詳しく解説していきます。

リスティング広告やディスプレイ広告(Google広告やYahoo!広告)

「imp」という表現が一般的に使用されるのが、リスティング広告やディスプレイ広告を出稿できる、Google広告やYahoo!広告などの広告媒体です。

Yahoo!広告では、管理画面にそのまま「インプレッション数」として表示されています。またGoogle広告では「表示回数」と記載されている項目が、インプレッション数に該当します。

どちらも基本、「ユーザーが開いたページのどこかで広告が表示(または読み込み)」された時点で、1impとしてカウント。またどちらも広告が1,000回表示されるごとに課金される、インプレッション課金(CPM課金)方式が利用可能です。

視認範囲の異なるインプレッションカウントも

上記以外に「ビューアブルインプレッション(Yahoo!広告)」や「視認範囲の表示回数(Google広告)」と呼ばれるインプレッションのカウント方式もあります。

これらは広告がユーザーの目に見える範囲に表示された時に「1imp」とカウントされるのが特徴です。

具体的には下記のようなルールでインプレッション数をカウントします。

  • Google広告:静止画・広告面積の50%以上が1秒以上、動画・広告面積の50%以上が2秒以上再生されたタイミング
  • Yahoo!広告:静止画・動画ともに広告面積の50%以上かつ1秒以上表示

ユーザーの目にしっかりと留まったかどうかで判断したい場合には、通常のインプレッションではなく「ビューアブルインプレッション(または視認範囲の表示回数)」を設定したほうがより正確です。

SNS広告

Facebook広告やインスタグラム広告、LINE広告などの各SNSにおいても、広告が表示された回数を「インプレッション」としてカウントします。

それぞれカウントされるタイミングは以下の通りです。

  • Facebook広告:一部だけの表示。動画は再生の有無に関係なくサムネイルも含めカウント。
  • インスタグラム広告:動画は再生の有無に関係なくサムネイルも含めカウント。
  • LINE広告:静止画やカルーセル・100%表示、動画・再生の有無は関係なくサムネイルも含め100%表示

なおいずれのSNS広告も、1,000回の表示回数ごとに課金となるCPM課金方式が採用されています。

SNSの投稿

Twitterやインスタグラムなどの投稿がユーザーのタイムライン上に表示された場合にも、インプレッションと表現されます。

それぞれTwitterのツイートアクティビティや、インスタグラム(ビジネスプロフィールアカウント)のインサイトにて確認が可能です。

自然検索結果

Googleのアクセス解析ツールであるサーチコンソールの「表示回数」も、インプレッションとして分類される指標です。

ここでいう表示回数とは、自然検索結果上にWebページへのリンクが表示された回数を意味しています。

おもに「Google検索」や「Discover」、または「ニュース」などが対象媒体です。

スクロールや更新によって、ユーザーにリンクが見える状態になったタイミングでカウントされます。

YouTube動画

YouTube動画のサムネイルがユーザーの画面に表示された場合も、その回数をインプレッションとしてカウントします。

YouTube動画のインプレッション数は、YouTube Studioのアナリティクス機能で確認できます。

インプレッション数がカウントされるタイミングは、サムネイルの表示範囲が50%以上でかつ、1秒以上画面に表示された場合が対象となります。

カウントされる媒体は実にさまざまです。

  • パソコン、テレビ、ゲーム機、Android、iPhone、iPad での YouTube
  • YouTube 検索
  • YouTube トップページ
  • YouTube フィード
  • 動画プレーヤーの右側にある [次の動画](自動再生を含む)
  • 再生リスト

※「YouTube Kids アプリ」や「YouTube モバイルサイト」、「バックグラウンド再生」など一部の媒体や再生状況においては、インプレッション数がカウントされないケースもあります。

Googleビジネスプロフィール

ユーザーがGoogleビジネスプロフィール画面を表示した回数のことも、インプレッション数と呼ばれることがあります。

Googleビジネスプロフィールのインサイトで、「検索での表示回数」や「マップでの表示回数」として表示されている数値がそれにあたります。

imp(インプレッション数)と類似しているWeb用語の解説と違い

imp(インプレッション数)は、広告やページのリンクが表示された回数を意味しますが、類似するWeb用語がいくつかあります。

違いがよく分かりにくいなど混乱しがちな用語と、それぞれの意味の違いについて解説します。

  • リーチ
  • フリークエンシー
  • PV(ページビュー)
  • エンゲージメント
  • CTR(クリック率)
  • CVR(成約率)

リーチ

リーチとは「Web広告を見たユーザー数」を意味する用語です。

impは「広告の表示回数」をカウントするのに対し、リーチ数は「その広告を見た人数(ユーザー数)」をカウントします。

そのため1ユーザーが何回広告を表示したとしても、カウント数は1となります。

フリークエンシー

インプレッションとの違いが分かりにくい用語として代表的なのが、「フリークエンシー」です。

フリークエンシーはユーザー1人に対して何回広告が表示されたのかを示す指標です。

インプレッション数はユーザー数に関係なく広告が表示された総数を示しており、フリークエンシーはユーザー1人当たりの広告表示回数を示す指標という点で違いがあります。

フリークエンシーを管理画面で直接確認できる広告媒体もありますが、「インプレッション数÷リーチ数」で算出することも可能です。

PV(ページビュー)

PV(ページビュー)は、広告ではなくWebページが読み込まれた回数をカウントした数値です。

表示された広告などが実際にクリックされ、閲覧されたページ数やその合計がカウントされます。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、広告やWebページ(SNSの投稿)に対してユーザーが、反応やアクションを起こした回数をカウントしたものです。

たとえばインスタグラムでは、「いいね!」や「 保存」、「シェア」や「コメント」などの反応をエンゲージメントとしてカウントしています。

またGoogleアナリティクス(GA4)では、ページの読み込みやスクロールのような「サイトやアプリ内でのユーザーの行動や操作」をエンゲージメントとカウント。Google広告では、ユーザーが広告を操作(広告の展開や10秒以上の動画視聴)した際に、エンゲージメントとカウントされます。

CTR(クリック率)

CTR(クリック率)とは、「Click Through Rate」を省略した用語で、主に表示された広告をユーザーがクリックした回数の割合を意味する指標です。

広告の到達率や反応を知るために活用できる指標で、CTRが高いほど効率のよい広告であることを示しています。

CVR(成約率)

CVR(成約率)は、Conversion Rateの略であり、Web広告やメール、Webページ内のリンクなどから獲得したコンバージョン数の割合を示す指標です。

CVR(成約率)においては、広告の表示回数などは一切関係がなく、あくまでも広告をクリックした回数(またはページへのアクセス数など)と、サービスの申込数(または商品の購入件数)などで算出します。

コンバージョン率=コンバージョン数÷クリック数(アクセス数)×100⇒CVR(成約率)

imp(インプレッション数)を指標とする場合の考え方

imp(インプレッション数)は、しばしWeb広告運用の重要なKPI(中間指標)としても活用される数値です。

出稿した広告がどれほどの人の目に触れたか測る指標となるため、impを上げることで認知度の向上につながります。

ただしimpでは、あくまでも表示された回数を計測するため、目にしたユーザーの反応などは計測に反映されないなどのデメリットもあります。

またimpが増えたとしてもコンバージョン数の増加につながるとは限らないため、この点も理解したうえでKPIを設定することが重要です。

impを指標とする際は、CTRやCVRなどの指標と組み合わせて活用すると、より目的に沿ったKPI設定や広告運用ができるようになるでしょう。

広告におけるimp(インプレッション数)の増やし方

impが増えるほど、認知拡大やコンバージョン率の向上へつながるチャンスが生まれるため、広告出稿時は増やすことを目標とするケースも多いでしょう。

しかしimp(インプレッション数)をKPIの指標とした場合、課題となるのがその数の増やし方です。

広告出稿においてimp増を目指す場合には、下記のような方法があります。

  • 広告の予算を増額する
  • 入札単価を引き上げる
  • ターゲットの見直しや掲載方法の変更を行う
  • キーワードのマッチタイプの見直しやキーワードの追加を行う
  • 広告クリエイティブの品質を高める

大きく分けると、予算の増額とユーザーのマッチング向上、広告の質の向上の3つのアプローチ方法があります。

まず広告の予算を上げると、表示回数も増やすことが可能です。さらに入札単価を引き上げることで、特定の広告オークションに掲載される可能性が高くなります。

ターゲットやキーワードの見直しについては、露出先を限定したり増やしたりする意味合いがあります。Google広告などではターゲットを絞ることで、インプレッションシェア(表示回数/広告が表示可能だった合計回数の割合)を高めることが可能です。

さらに広告の品質を改善させることで、品質スコアが向上し、広告の表示回数の増加が見込めます。

まとめ:impはCVRなどの成果指標と組み合わせて活用しましょう

imp(インプレッション数)は、広告が表示された回数を示す数値や指標です。

広告出稿においてimp数の増加を目指す場合には、広告費を増やす以外にも、ターゲットの見直しやクリエイティブの質の改善などが有効です。

CVRやCTRなど成果指標も活用しながら、より目的に応じた広告運用を目指しましょう。