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2018.01.31

吉田 亮

INTERNET ADVERTISING

リスティング広告のマッチタイプとは|タイプ別のメリット・デメリットを紹介

WRITER

吉田 亮

株式会社PLAN-B 事業統括本部 インターネット広告事業部西日本 マネージャー

2013年に新卒としてPLAN-B入社。Yahoo!・Googleを中心としたに運用型広告のプランニングと運用業務に従事。FacebookやInstagram等のSNS広告運用も担当。

目次
    1. リスティング広告のマッチタイプとは?
    2. 基本のマッチタイプ
      1. 完全一致とは?
      2. 部分一致とは?
    3. 知っていると幅が広がる応用編
      1. フレーズ一致とは?
      2. 絞り込み部分一致とは?
      3. 除外キーワード設定とは?
    4. まとめ

やみくもに広告の設定をして費用対効果が下がっていた、なんてことはありませんか?リスティング広告を出稿するにあたり、しっかり理解したいのがマッチタイプです。

マッチタイプの仕組みを理解しないまま広告を出稿してしまうと、チャンスロスの発生や、好ましくないキーワードからのクリックを増やしてしまう場合があります。

逆に、マッチタイプの仕組みを理解して広告の出稿をすることができれば、広告にかかる費用を抑えながら、広告の効果を引き上げることが可能になります。

この記事では今さら聞けない広告設定のマッチタイプについてPLAN-B インターネット広告事業部の吉田 亮から、解説していきます。


リスティング広告のマッチタイプとは?

リスティング広告マッチタイプ一覧

マッチタイプとは、広告において自分たちが登録したキーワードと、ユーザーが検索したキーワードとの間の、どの差分まで広告を表示させるか、その範囲を決める設定です。

つまり、ユーザーがどのような検索をした時に自分たちの広告を掲載するのかは、このキーワードのマッチタイプ次第で千差万別の設定することができます。

設定できるマッチタイプの種類は大きく4完全一致」「部分一致」「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」です。


基本のマッチタイプ

基本の2つ、完全一致と部分一致から説明していきます。まずはこの2つを完璧に把握することから始めます。


完全一致とは?

検索されたキーワードと登録したキーワードが完全に一致し、他の語句が含まれていない場合のみ表示されます。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 マンション」のみ
  • 掲載されない検索語句:「マンション 六本木」「六本木 マンション 価格」など

メリット

獲得効果の高いキーワードであると判明している場合は、そのキーワードを完全一致登録して検索上位を狙うことで、効率的に獲得をすることが可能です。また、キーワードに高い関心を持っている人にしか広告が表示されないため、高いクリック率が期待されます。

デメリット

設定がビッグワードであればあるほど他社との競争が激しくなり、思った以上の予算がかかってしまう場合があります。また、その逆で設定したキーワードがニッチすぎるとインプレッション数広告が表示される回数やクリック数が予想よりも増えない可能性があり、広告が配信される回数や頻度は少なくなってしまいます。


部分一致とは?

登録キーワードの語句が含まれる検索がされた場合、他の用語が含まれていても表示されます。類義語や関連語句、表記のゆれと判断されたものに対しても表示される可能性があります。また語順や複数形・単数形も関係ありません。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 賃貸」「港区 マンション」「六本木 マンション 1LDK」など

メリット

部分一致は何より、キーワードの登録する時間をかけることなく広告を出すことが可能です。
純粋な広告目的以外にも、あいまいな月間検索数を探ったり、SEO対策する前に成約しやすいキーワードが何かを調べたりするという方法としても活用することができます。

デメリット

類義語、関連語句、表記ゆれがどこまで表示されるかは検索エンジンのアルゴリズム依存なので、自分ではコントロールできない点です。狙ったキーワードではない検索でも表示されるため、他のマッチタイプに比べるとコンバージョン率は悪くなる傾向があります。無駄な広告費を抑えるために、定期的に除外すべきキーワードを精査する必要がでてきます。


知っていると幅が広がる応用編

基本の完全一致と部分一致を使いこなすだけでは、想定以上の獲得効果を出すことは難しいのが昨今の現状です。リスティング広告は近年、日々入札の競争が激しくなってきており、上記二つの応用といえるマッチタイプも頻繁に用いられています。

ここでは、応用編のマッチタイプをさらに3つ説明していきます。


フレーズ一致とは?

完全一致の縛りが緩和されたマッチタイプと言えます。
前後に他の語句が追加されても表示されますが、語順が入れ替わったり、指定したキーワードの語句と語句の間に他の語句が入った場合は広告が表示されません。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 マンション デザイナーズ」「駅チカ 六本木 マンション」など
  • 掲載されない検索語句:「マンション 六本木」「六本木 デザイナーズ マンション」

メリット

語句と語句が入れ替わってしまうと意味が通じなくなるキーワードに対しては有効的なマッチタイプです。部分一致のように類義語、関連語句、表記のゆれといった拡張をある程度コントロールすることが可能になります。

デメリット

掛け合わせたキーワードでフレーズ一致を使うと、登録キーワードが増えて管理が面倒になる点です。また部分一致に比べてインプレッションの絶対数は少なくなるため、幅広いユーザーへのアプローチをすることは難しくなります。


絞り込み部分一致とは?

部分一致が拡張したマッチタイプと言えます。設定したキーワードが検索クエリに含まれる場合広告が表示されます。部分一致のようにキーワードに関連した語句に対しても自動で表示するのではなく、少なくとも1つの設定キーワードが含まれている場合に表示されるようになります。
設定方法は他のマッチタイプと違って、キーワードの前に「+」を記入します。

  • 登録キーワード:「+六本木 +マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「マンション 六本木」「六本木 デザイナーズマンション」など
  • 掲載されない検索語句:「マンション 港区(六本木が含まれていないため)」「六本木 デザイナーズ(マンションが含まれていないため)」

メリット

部分一致のように幅広い語句に対して表示されるわけではないのでクリック数は多少減少しますが、クリック率やコンバージョン率は向上するでしょう。フレーズ一致と混同されがちですが、語句の順番が入れ替わっても表示される、指定した語句と語句の間に他の語句が入っても表示される、などの違いがあります。

デメリット

+」をつけるつけないで表示が変わってくるため、ルールが複雑で慣れるまでに時間がかかります。


除外キーワード設定とは?

マッチタイプを設定する際に、設定キーワードと関連性が低いと判断したキーワードを検索クエリから除外する設定方法です。

  • キーワード:「六本木 マンション」
  • 除外キーワード:「セミナー」「投資」「経営」
  • 掲載されない検索語句:「マンションセミナー」「マンション経営」など

部分一致のマッチタイプで全く関係のない検索クエリで広告が表示されていた場合、そのキーワードを除外キーワードに指定することで無駄な広告費がかからなくて済みます。


まとめ

「完全一致」「部分一致」「フレーズ一致」「絞り込み部分一致」大きく4種類のマッチタイプが存在しており、また「除外キーワード」も設定することで無駄なクリックを防ぎ費用対効果を高めることが出来ます。

リスティング広告の獲得効率を最大化するためには、それぞれのマッチタイプのメリット・デメリットを理解したうえで、ある程度詳細な粒度でキーワードを設定する必要があります。まずは基本の2つのマッチタイプを抑え、そこから応用編のマッチタイプを使いこなせるようになると良いでしょう。

もちろん広告を出しっぱなしではなく、コンバージョン率やクリック率の結果を見て、随時マッチタイプの見直しをすることをおすすめします。