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インターネット広告
2021.03.18
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2019.06.07
五十嵐 和希
INTERNET ADVERTISING
大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。
企業のオウンドメディア立ち上げ支援や自社開発DMP「Juicer」のマーケティング責任者を担う。
現在は自社開発プロダクト「SEARCHWRITE」のプロダクトオーナーとしてPMFに向けた活動を担当している。
みなさんが日ごろ見かけるインターネット広告は、どういったものが多いでしょうか?最近、SNSやyoutubeで動画広告を見かける機会も多くなったのではないでしょうか?
それもそのはず、なんと動画広告は2016年前年比168%の869億円で、インターネット広告媒体費全体の8.4%まで市場が伸びています。また今年も高い成長率が見込まれ、1,224億円となると予測されている市場です。
今回は、市場伸び盛りの動画広告の種類や料金体系について紹介してまいります。まだ動画広告を利用したことのない方はこれを機にぜひ利用してみてください。
動画広告を利用する際、メリットとデメリットを把握し、自分の広告はメリットを十分に享受できそうか判断してから出稿開始するようにしましょう。
動画広告のメリットは、大きく分けると下記の3点です。
動画広告は視覚的に情報を伝えることができるので、BtoB向けの文章で、読むと堅苦しいものでも、図解などを利用して簡単に伝えることができます。
また、海外の研究では文字の2倍動画は記憶に残りやすいといわれており、サービス紹介だけでなく認知にも効果を発揮します。
反面、動画広告のデメリットは、下記の2点です。
動画は製作費もかかりますし、外注する場合は完成品を後から簡単に修正することはできません。
訴求を間違えてしまうと、反応の悪い広告になるだけでなく、次の動画を作るために追加予算も必要となるので、制作のクオリティコントロールを忘れず行いましょう。
数年前まで動画広告といえば「Youtube」でしたが、今ではさまざまなチャネルで動画広告を利用できるようになりました。動画広告を利用する上で、動画配信の2パターンの種類について学んでおきましょう。
インストリーム配信というのは、インターネットを介して提供されている動画コンテンツの前・間・後に広告を差し込む配信方法のことです。簡単に言えば、ネットで動画を見るユーザーなら当たり前になっている「見たい動画コンテンツが流れる前の広告動画」のことです。
アウトストリーム配信とは、キュレーションメディアやオウンドメディアなどのWebメディアやFacebook・Twitter・InstagramなどのSNS、iOS・Androidアプリのフィードに配信される動画広告のことです。
インフィード(動画)広告、インバナー広告、インリード広告はアウトストリーム広告に当たり、動画コンテンツを持たない媒体に広く配信できます。
動画広告を配信できるプラットフォームはここ数年で増加しました。各サービスのユーザーも「動画広告増えたな」と感じているのではないでしょうか。
上記以外にもWebメディアごとに、動画枠を設けているところもありますが今回は誰でも簡単に配信できるプラットフォームについてご紹介します。
Youtubeのトップに1社だけ配信可能です。Youtubeユーザーのほとんどが見る場所のため、「認知・視聴ともに大きな効果が得られる配信枠」と言えます。(※24時間で1社のみ掲載可能)
広告をクリックすることで広告主のサイトへ誘導することもできるため、通常のYoutube広告以上のアクセスをサイトに集めることもできます。
インストリーム広告・インディスプレイ広告と二種類の配信手法があります。
インストリーム広告は、スキッパブル広告・ノンスキッパブル広告の二種類があり、スキッパブル広告は「5秒間は必ず再生されますが、5秒を過ぎるとスキップするかどうかをユーザーが選択することができる広告」、ノンスキッパブル広告は「再生時間が15秒間に定められていて、ユーザーがスキップすることはできない広告」です。
スキッパブル広告は、30秒以上再生されないと課金されないためスキッパブル広告は「浅く広く配信したい場合」に、ノンスキッパブル広告は「情報を深く伝えたい場合」に活用されるケースが多いです。
※ノンスキッパブル広告のみYouTube審査が通らないと配信できません。
Facebookは、基本的にどの広告配信目的でも動画を利用することが可能です。
少し前は、「動画の再生」という再生数集めが配信の中心でしたが今では、「Facebookページを宣伝」「Webサイトへのアクセスを増やす」「アプリのインストール数を増やす」「イベントへの参加者を増やす」など、さまざまな目的で動画広告を利用することが可能になりました。
Facebookの場合、クリック単価がユーザーの反応率次第で格安でユーザーを獲得できるケースが多いため、動画はユーザーが興味を持ちそうなものを作成することがコツとなります。
参考URL:「Facebook business 動画を使用した広告」
プロモツイートを利用し、動画が配信可能です。Facebookと同じように、Webサイト誘導・アプリインストール・リード獲得・動画再生に対応しています。
Facebookのセグメント配信と違い、ツイートした文字をターゲティングして配信することが可能です。
例えば映画の予告を動画配信する場合、「映画見たい」「〇〇(映画作品名)を見たい」などとツイートされそうなキーワードを指定し、それをつぶやいた人だけに配信できます。
動画の内容にマッチしたツイートを指定することで他のチャネルより効果を出せる可能性がある魅力的な広告メニューの1つです。
Yahoo! Japanの動画広告メニューは配信枠によって価格ががらっと変わります。
TOPページの枠は5000万円~5500万円、Yahoo!ニュースの上部バナーは500万円~で、他の広告チャネルに比べると多少敷居が高い広告になります。
ただYahoo! JAPAN プライムビジョン(Yahoo! JAPANの各サービス面のファーストビューで自動再生)・Yahoo! JAPAN プラチナインストリーム(GAYO!など動画コンテンツの再生前や再生中に挿入されるビデオ広告)など、メニューによっては100万〜程で出稿可能なものもあります。
また、2017年の3月より、Yahoo!ディスプレイアドネットワークの動画広告提供が開始されましたので、今まで手が出なかった広告主様でも、手軽にスマートフォン向け「Yahoo! JAPAN」アプリタイムラインに動画広告を掲載できるようになりました。
現在はまだトップページのみの配信面となっておりますが、順次拡大していく予定ということで今後の展開に期待が持てます。
動画DSPサービスは各社それぞれ特徴があり、すべての人におすすめできるオールマイティなサービスは存在しません。動画広告の目的に適した動画DSPを利用しましょう。
DSPを選ぶ際、以下の項目をチェックすることをお勧めします。
DSPは配信先が膨大な分、どこに配信されているか不明瞭なためアダルトサイトや掲示板に配信されているケースも少なくありません。
大手のDSPであればアダルトサイトに出さないなど設定が可能ですが、小規模なサービスを利用する際は、自社のブランドを守るためにも忘れず確認を行いましょう。
これだけみると多数のサービスが動画に注目し、サービスとして対応を始めています。
さらに最近のおもしろい取り組みとして、日本タクシとーFreakOutの合弁会社から「タクシーの中に配信できる動画広告サービス」も始まっており、今後ますます動画広告市場が伸びるかと思われます。
動画広告の料金体系はさまざまです。動画広告を自分で配信する方もそうでない方も、どのような料金プランがあるのか、言葉の意味だけでも覚えておきましょう。
これは言葉の通り、再生されるたびに請求される料金方式です。「再生された」という判断基準がサービスごとに違うため運用の際に必ずチェックするようにしましょう。
インプレッション課金は、CPMとも言われており表示されるたびに請求される料金方式です。DSP広告(ディスプレイ広告)で利用されるケースが多いです。
クリック課金は、CPCとも言われており広告がクリックされるたびに請求される料金方式です。SNS広告などで多く利用されるケースが多いです。
動画広告を運用するためには素材となる動画が必要となります。
ただ、作ればいいということではなく「興味のないユーザーがたまたま見ても、有益と感じたり、購入を検討したくなる魅力的な動画」である必要があります。そのために少なくとも以下の項目をチェックするようにしましょう。
動画は、人が映っている映像のほうが反応がよかったり、視聴時間が長いと言われています。実際に、Twitterのセミナーでは「動画は開始3秒以内に人を入れたほうが反応がいい」というデータが発表されていました。
動画を見ているすべてのユーザーが、音を出して動画を見れる環境でない場合があります。Facebook、Twitterはもともと音がなくても楽しめるサービスのため、スマートフォンをミュートにしている可能性も十分考えられます。そのため、音がなくても動画の意味が分かったり、動画に入り込めるように最低でも伝えたいメッセージには字幕をつけるようにしましょう。
ここまで動画広告配信のメリットや料金体系について紹介してきましたが、広告配信というのはメリットばかりではありません。ネガティブなイメージを持たせてしまうことももちろんあります。
Googleで「動画広告」と調べるとサジェストに、「動画広告 うざい」「動画広告 消す」と出てくる状況からみても、すべてのユーザーに気に入られているわけではありません。
しかし動画広告は、今後必ずWeb戦略の中核的存在になることは市場規模・成長率から見ても間違いありません。
広告主視点から顧客視点に立ち返り、ただ自分の商品をわがままに伝えるだけの広告ではなく、「これはおもしろい!」「素敵な商品だ!」と感じてもらえるコンテンツを配信し、いままで接点を持てなかったユーザーにアプローチできるようにしなければならないでしょう。