Googleファインド広告とは?cookie規制の中で注目される広告配信フォーマット

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目次
    1. ファインド広告とは?
    2. ファインド広告のメリット・デメリット
      1. メリット① Google保有のデータを活用できる
      2. メリット② 検索連動型広告でリーチできない層へのアプローチ
      3. メリット③ カスタムオーディエンスが使える
      4. メリット④ 先行者利益が得やすいフォーマット
      5. デメリット① 設定できない項目がある
      6. デメリット② toB商材との相性は良くない
    3. ファインド広告とGoogleディスプレイ広告(GDN)の違い
      1. 配信面
      2. ターゲティング
      3. クリエイティブ(掲載フォーマット)
    4. ファインド広告の設定方法
    5. Googleファインド広告の入稿規定
    6. ファインド広告のベストプラクティス
      1. 入札・予算
      2. ターゲティング
      3. クリエイティブ
    7. ファインド広告の実績
      1. 実績①:人材関連の企業様
      2. 実績②:食品通販の企業様
    8. まとめ:ファインド広告はcookie規制下で活躍!

ファインド広告は2019年に利用がスタートした、Google広告の比較的新しい広告フォーマットです。

現在様々なプラットフォーム上でcookie規制が広がってきていますが、ファインド広告はcookie規制のあるなかでも成果を出せるフォーマットとして今注目されています。

今回はファインド広告を実施するメリットや、運用の際の推奨設定などについて解説していきます。

ファインド広告とは?

ファインド広告とは、YouTube、Gmailやディスカバリー面(アンドロイドスマホのみ)など、Google保有のプラットフォーム内に表示されるディスプレイ広告の一種です。

Google保有のプラットフォーム内に表示される広告なので、Googleのユーザー情報を活用することができるため、高い成果を上げることができます。(詳細な理由は後述します。)

ファインド広告のメリット・デメリット

ファインド広告を実施するメリットは主に以下の4つです。
・Google保有のデータを活用できる
・検索連動型広告でリーチできない層へのアプローチ
・カスタムオーディエンスが使える

・先行者利益が得やすいフォーマット
それぞれ少し詳しく解説していきます。

メリット① Google保有のデータを活用できる

従来のほとんどのWeb広告では、cookieを用いてユーザー情報を広告媒体のシステムに転送し、その情報をターゲティングや機械学習に活用しておりましたが、昨今のcookie規制の拡大により、今までと同じようにデータを活用することが難しくなってきております。

そんな中ファインド広告では、ユーザーがGoogleアカウントにログインして利用するプラットフォームを利用しているため、Googleが保有しているユーザーの興味関心データ等を活用することができるます。このためターゲティング精度が高く、高いパフォーマンスを発揮しやすいです。

メリット② 検索連動型広告でリーチできない層へのアプローチ

ファインド広告の大きな特徴の一つが配信面の多さです。

たった1つの広告キャンペーンで様々な配信面を持ち、YouTubeフィード、Gmailのプロモーションタブやソーシャルタブ、Discoverなど多くのユーザーが利用するGoogleのサービスに配信されることで、最大で29億人ものユーザーにリーチできます。

ファインド広告は検索連動型広告でリーチできないユーザー層に幅広くアプローチし、大規模なユーザーに対して広告を配信することができますので、認知拡大という効果も期待できます。

メリット③ カスタムオーディエンスが使える

ファインド広告では、「カスタムオーディエンス」という機能を用いることで、「特定のキーワードで検索したユーザー」へのアプローチが可能です。関連するキーワードで検索したことがある=興味関心が強いユーザーへのアプローチとして非常に効果的です。

カスタムオーディエンスという機能自体は他のフォーマットでも使用することが可能ですが、YouTube広告やファインド広告においてのみ「Googleサービス内で特定のキーワードで検索したユーザー」を対象にすることができます。

メリット④ 先行者利益が得やすいフォーマット

ファインド広告は検索連動型広告やディスプレイ広告と比較して新しいフォーマットです。そのため、まだ出稿している企業も少なく、先行者利益が得やすいと考えられます。

逆に言えば、今後ますます出稿する企業が増えてくると限られた広告枠に対して出稿したい企業が増えるため、競争が激化し、クリック単価等が高騰する可能性もあります。人生で一番若いのが今日であるのと同じように、今を起点にした時間軸で最も競合が少ないのは今なので、「今」始めることで大きなメリットを享受できると考えられます。

デメリット① 設定できない項目がある

続いて、デメリットを見ていきましょう。

ファインドキャンペーンでは、広告文やターゲティングだけ設定すると、設定された入札目標と予算に基づいてGoogleサービスの配信面限定で広告が表示されます。
そのため、キャンペーン管理の手間が省ける一方、設定も調整もできない項目が複数あります。

具体的には、次の設定を調整することはできません。

・個別単価設定を使った入札戦略(「目標コンバージョン単価」か「コンバージョン数の最大化」のみ設定可能)
・配信方法
・モバイル デバイス ターゲティング
・プレースメント ターゲティング(プレースメントの除外を含む)
・フリークエンシー キャップ
・広告のローテーション
・コンテンツ ターゲット

ファインド広告は自動入札のみ可能となるため、配信結果に合わせてディスプレイ広告のように手動で配信地域、時間帯、ユーザー属性などを調整したりすることができないというデメリットがありますね。

また、プレイスメントの指定または除外ができませんので、「YouTubeフィードだけ配信したい」などの配信面の指定もできない仕様となります。

デメリット② toB商材との相性は良くない

ファインド広告の配信面は主にスマートフォンに対応したものになります。

配信面の一つである「Discoverフィード」はGoogle アプリの Discover で、またはスマートフォンでのウェブブラウザで表示されますが、PCでは表示されません。

そのため、Discover、YouTube、Gmailにしか配信されないファインド広告は配信面が広い特徴があるGoogleディスプレイ広告よりも、ほとんどはスマートフォンかタブレットに表示されますので、toB商材よりもtoC商材のほうが適していると言えるでしょう。

ファインド広告とGoogleディスプレイ広告(GDN)の違い

上に述べたようにファインド広告とGoogleディスプレイ広告の配信面が異なります。
基本はバナーを用いて配信するファインド広告はディスプレイ広告とよく似ていると言われますが、実は配信面だけでなく、ターゲティングやクリエイティブも異なるので使い分ける必要があることです。

配信面

まずは配信面の違いです。

Google関連のサービス(YouTube や Gmail など)に広告を配信できるディスプレイ広告は、外部の3,500 万ものWebサイトやアプリへも配信することができます。
一方、ファインド広告の掲載先はGoogleサービスのDiscover、YouTube、Gmailの三つのみとなります。

配信面Googleファインド広告Googleディスプレイ広告(GDN)
自社サービスの配信先Googleの自社サービスサイトのみ(Discover、YouTube、Gmail)Google の所有するサービス(YouTube や Gmail など)、自社サービス外のウェブサイトやアプリ
提携先の配信先なしライブドアブログ・教えてgoo・食べログ・ピクシブ ・YouTube など
提携サイトの数なし

多い

Gmail広告について深堀した記事は下記になりますので、合わせてご覧ください。

ターゲティング

ファインド広告、Googleディスプレイ広告はどちらも「人」に対するターゲティングが可能です。
地域、年齢、性別などのユーザー情報、または購買意向の強いセグメントや類似セグメントを使って新しい見込み顧客を開拓することができます。
また、サイトの訪問者を含むデータセグメントを使用したリターゲティング広告を配信することも可能です。

とはいえ、Googleディスプレイ広告では「人」だけでなく「配信面」に対するターゲティングすることも可能である一方で、ファインド広告では「配信面」へのターゲティングが不可能となります。
先述した通りファインド広告では設定できないターゲティング項目がいくつかあります。例えば、Googleディスプレイ広告で可能なプレースメント、キーワード、トピックなどに関する設定はできません。

クリエイティブ(掲載フォーマット)

Googleディスプレイ広告では、シングル画像を配信するバナー広告や、画像・動画・広告見出しや説明文を組み合わせて自動的に広告が生成されるレスポンシブ広告というフォーマットを使用して配信します。

ファインド広告ではバナー広告がありませんが、Googleレスポンシブディスプレイ広告のように複数のアセット(複数の広告見出し、ロゴ、画像など。ただし動画は使用不可)を組み合わせて配信するフォーマットがあります。そのほかに、画像カルーセルを利用する「カルーセル広告」というフォーマットも利用できます。

掲載フォマートGoogleファインド広告Googleディスプレイ広告(GDN)
バナー広告×
レスポンシブ広告
※フォマート名は「ファインド広告」と呼ぶ。
※動画は使用できない。
カルーセル広告なし×

ファインド広告の設定方法

ではファインド広告の設定手順を見ていきましょう。

①キャンペーン作成
「新しいキャンペーンを作成」画面からマーケティングの目標を選択します。
「販売促進」、「見込み顧客の獲得」、「ウェブサイトのトラフィック」、「目標を設定していない」のいずれかを選択します。
それでキャンペーンタイプとして [ファインド] を選択してキャンペーン名を入れます。


②キャンペーン設定
「コンバージョン」「地域」「言語」「単価設定」「予算」などの設定を行ってください。
単価設定では「コンバージョン数の最大化」「目標コンバージョン単価」2つの入札戦略から選択できます。

③ ターゲティング設定
ユーザー属性と利用したいオーディエンスセグメントはここから設定します。
「最適化されたターゲティング」項目はデフォルトでオンになっていますが、後ほど無効にしたりすることができます。

※最適化されたターゲティングとは、ランディングページやクリエイティブアセットのキーワードなどの情報に基づき、キャンペーン目標内でコンバージョンに至る可能性の高いユーザーにターゲティングできる機能です。

※参考:最適化されたターゲティングについて

④広告作成
「ファインド広告」と「ファインドカルーセル広告」の作成画面です。
「ファインド広告」では画像、ロゴ、広告見出し、説明文、URL、会社名が最低限必要となります。

複数の画像を使用した「ファインドカルーセル広告」では、カタログのように商品を一気に複数見せることができます。
ここで「カード外」と「カード内」で分けて設定しましょう。


「カード外」は1つのカルーセル広告につきロゴ、広告見出し、説明文、URL、会社名を設定します。
そして、「カード内」で1つのカルーセルカードごとに画像、見出し、URL、行動を促すフレーズのテキストを設定することも必要となります。
カード外とカード内それぞれに異なるURL、見出しを設定することが可能です。

Googleファインド広告の入稿規定

「ファインド広告」と「ファインドカルーセル広告」それぞれの仕様については、下記の表をご参考ください。

 入稿仕様ファインド広告ファインドカルーセル広告
広告見出し(必須)最大半角40文字(全角20文字)。
最大5個まで追加可能。※推奨5個
最大半角40文字(全角20文字)。
最大5個まで追加可能。※推奨5個
説明文(必須)最大半角90文字(全角45文字)。
最大5個まで追加可能。※推奨5個
最大半角90文字(全角45文字)。
最大5個まで追加可能。※推奨5個
画像(必須)最大20 枚まで追加可能。
※縦向きの画像はYouTubeに表示されない
カードを2枚以上、最大10枚まで追加可能。
※すべてのカードに含まれる画像のアスペクト比は、同じである必要がある。
ロゴ(必須)最大5個まで追加可能。
※透明な背景を推奨
最大5個まで追加可能。
※透明な背景を推奨
お店やサービスの名前(必須)最大半角 25文字(全角12文字)。
1つのクリエイティブで指定できるお店やサービスの名前は1つのみ。
最大半角 25文字(全角12文字)。
1つのクリエイティブで指定できるお店やサービスの名前は1つのみ。
最終ページ URL (必須)広告をクリックしたユーザーにデフォルトで表示されるランディングページ。広告をクリックしたユーザーにデフォルトで表示されるランディングページ。
モバイル URL省略可。省略可。
行動を促すフレーズのテキスト「自動」に設定する場合は最適化された「行動を促すフレーズ」が自動的に選択される。「自動」に設定する場合は最適化された「行動を促すフレーズ」が自動的に選択される。

※参考:ファインド キャンペーンを作成する

ファインド広告のベストプラクティス

続いて、実際に運用する際にどのような設定をすればよいのかのベストプラクティスをご紹介します。

基本的にこの推奨設定を守れば成果が出やすいとされていますが、あくまで、「推奨」設定であり、どの広告主様にも必ずあてはまるというわけではないため、成果に応じて柔軟に対応していくことが大切です。

入札・予算

初動で成果が出ないと予算を変えたくなってしまいがちですが、基本的にはデータ量が集まりやすい入札価格、日予算に設定することが重要だとされています。

予算/日:目標CPAの5倍~10倍
入札戦略:目標コンバージョン単価・コンバージョン数最大化
入札価格:目標コンバージョン単価の場合、ディスプレイ広告と同じコンバージョン単価に設定
学習期間:配信開始後14~30日間は変更を加えずに経過観察。

筆者の経験上配信初期は特に、設定した日予算の2倍ほど配信されたり、コンバージョンにつながりづらかったりと不安定な動きをすることが多いですが、徐々に配信量が抑えられ、コンバージョン単価も設定したものに近づいてくるということが多いです。

広告代理店の方は、このようなこともあらかじめ広告主様にお伝えしておくと良いかもしれません。

ターゲティング

前述の特定のキーワードを検索したユーザーを抽出できる「カスタムオーディエンス」が最もおすすめです。また、リストの数が10万以上と十分な場合はリターゲティングリストへの配信も効果的です。

リストの数が少ない状態でリターゲティング配信を行うと、サイト訪問者をさらにプラットフォームで絞り込むことになり、ユーザーの数が少なくなるため、クリック単価が高くなり、効果が見合わないことも多いようです。

クリエイティブ

広告感の強い画像ではなく、シンプルで配信面になじみやすい画像のほうが効果が出やすいとされています。また、テキストを含まない、かつ商品の利用シーンがわかる画像が推奨です。

よく躓く点として、「CTAボタン」のある画像は審査に落ちるためNGです。通常のディスプレイ広告で使用している画像をそのまま転用しようとした場合などは特に、この点に注意が必要です。

そもそも通常のディスプレイ広告とファインド広告では成果の出やすいクリエイティブが異なるため、ファインド広告用のクリエイティブは別途用意をすることがおすすめです。

クリエイティブの改善についてですが、配信ボリュームにもよりますが、配信開始から約2週間ほどで以下のようにアセットに評価がつきはじめます。

「良」「最良」という評価がついたものは残し、それ以外のものは差し替えるなどの対応をすることで、PDCAを回していくことが必要です。

ファインド広告の実績

実績①:人材関連の企業様

人材関連の企業様で検索広告とディスプレイ広告を長らく運用しており、新たな手法としてファインド広告を開始をしました。通常配信のリターゲティングよりもCPAが安く、アカウント全体のコンバージョン数も伸ばすことができました。

実績②:食品通販の企業様

リスティング広告を実施している企業様で、通常の検索広告やリターゲティング広告のみの配信では頭打ちになっていた時期にファインド広告を開始しました。アカウント全体でのコンバージョン数を増やすことができました。

まとめ:ファインド広告はcookie規制下で活躍!

ファインド広告は、cookie規制のなかで広告成果を上げるために必須と言っても過言ではないフォーマットです。

「成果が出なかったら施策を停止する」というよりは、「成果が出るまで施策を打ち続ける」というマインドで、長期的に実施をしていくことが重要です。実際の運用についてご興味を持たれた方はぜひお問い合わせください。