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2019.12.04

安栖 宗健

INTERNET ADVERTISING

【インバウンド対策】外国人が思わず買いたくなるYouTubeを使った商品紹介の仕方

WRITER

安栖 宗健

株式会社PLAN-B 事業統括本部 デジタルマーケティング 戦略事業部(西日本)

デジタルマーケティング 戦略事業部(西日本)にてアカウントストラテジストとして活躍中。
大学時代の2年間の留学経験を活かし、重要海外プロジェクトに従事。

目次
    1. インバウンドに動画が超有効な理由
      1. 言語の壁を超えて情報を提供できる
      2. 体験を想起させることができる
      3. SNSとの相性の良さ
    2. 外国人向け商品紹介動画の作成手順
      1. ステップ1:ターゲット外国人のペルソナを立てる
      2. ステップ2:動画を海外のストーリー構成に置き換えて伝える
    3. まとめ

外国人旅行客に対して商品紹介プロモーションを検討している担当者の皆様、もしくは、既に外国人用の商品メニューや英語翻訳機能付きサイトを用意しているが、なかなかインバウンドの売り上げが立たない方。

この記事では、「外国人が思わず買いたくなる商品紹介の仕方」をご紹介していきます。
特に、動画広告初心者の方に是非持っておいて欲しい考え方になります。

インバウンドに動画が超有効な理由

なぜインバウンドで動画広告が有効だと私たちは考えるのでしょうか?
ずばり動画広告には3つの優位性があるからです。

それが以下です。

動画広告が有効な理由

言語の壁を超えて情報を提供できる

動画広告の魅力として、「音声」と「映像」を使ってユーザーに商品プロモーションが出来る事が挙げられます。
ユーザーの目と耳の両方に対して訴求できるのは動画ならではの強みです。

字幕表記をつけてあげれば問題なく商品の詳細を外国人観光客に伝える事が出来ます。
もし、音声が日本語の広告動画だったとしても、動画の構成次第で映像だけで商品の魅力を伝える事が出来ます。
予算の関係で日本人向けに作成された既存の商品紹介動画を、インバウンド広告にも転用する事も出来るのです。

動画の字幕設定

体験を想起させることができる

皆さんが旅行プランを立てている最中だとしましょう。
「ここに絶対行ってみたい!」と思う瞬間はどんな時でしょうか?
映像や写真を見て旅行意欲が掻き立てられることは結構多いのではないでしょうか?

実はその瞬間、あなたが旅行先で体験できることをイメージして、疑似体験している状態だからです。

動画では他の広告形式に比べて、ユーザーに疑似体験をさせる事が比較的容易になっています。
動画はストーリー性を持って情報を配信するため、「現地で自分がその場所を楽しんでいる自分」を想像させることが出来るのです。

疑似体験

SNSとの相性の良さ

SNSではユーザーによる動画の拡散を期待する事が出来ます。
SNSの投稿にはリツイート機能、シェア機能が搭載されており、ユーザーがワンクリックで自分の友達やフォロワーに拡散できる仕組みになっています。

また、外国人観光客はFacebook、Instagram、YouTubeのSNSを活用して観光プランを設計する為、ユーザーの目に留まりやすい広告配信先となっています。

上記3つの理由から動画広告は優位性に溢れた商品紹介の手段だという事が分かります。

SNS

外国人向け商品紹介動画の作成手順

それではどのようにしたら外国人観光客が思わず買いたくなる商品紹介動画を作成できるのでしょうか?
ステップごとに見ていきましょう。    

ステップ1:ターゲット外国人のペルソナを立てる

あなたの商品を購入してくれそうな外国人はどのような層でしょうか?まずはターゲットを絞り込んで行きます。
外国人と言っても一概にまとめるのは危険です。

どこの国から来ている人たちなのか?ビジネスで来ているのか?観光で来ているのか?
など、目的とターゲット情報を明らかにしていきましょう。
なぜなら、目的も違えば購買行動も変わってくるからです。

ターゲット像が分かったらさらに具体化させる為に、ペルソナを作成します。
ペルソナ―の作成手法をこちらの記事で紹介していますので、確認してみてください。

マーケティングに役立つペルソナ作成手法|3ステップで輪郭のハッキリしたペルソナを
https://service.plan-b.co.jp/blog/marketing/933/

例として、インバウンド用のペルソナを作成してみました。

アメリカ人 ペルソナ

今回は若いカップルの訪日外国人を想定したペルソナになっています。

ペルソナを作成する事により、「誰に」見せる動画広告なのかが明確になります。

「誰に」を意識して動画のストーリー構成を考える事により、よりユーザーのインサイトを突いた動画を制作する事が可能になります。また、一つのユーザー像を用意することにより、社内でターゲットの共通認識を共有する事が可能になります。
インバウンド会議もスムーズに進み、プロジェクトが進むにつれて起こりうる「ターゲット像のズレ」を防止する事が出来ます。

ステップ2:動画を海外のストーリー構成に置き換えて伝える

広告のスタイルは国によって全く違ったものになっています。
これは文化的な違いが反映されているため、ターゲットとなるユーザーの文化理解が必要になってきます。

コミュニケーションの取り方に注目してみましょう。

日本とアメリカを比較してみました。

<日本>

コカ・コーラゼロ 日本

日本人は抽象的な表現を好む傾向があります。
ダイレクトにメッセージを届けるのではなく、比喩表現を使用しオーディエンスがメッセージを汲み取る形の広告が目立ちます。
また、感情に訴えかけるエモーショナルナルなものを好む傾向があります。

自分事化をさせるトリックが多く含まれているのが日本の広告の特徴です。

このCMではコカ・コーラゼロの特徴は一切紹介せず、著名人が黙々とコカ・コーラゼロを飲むだけのストーリーになっています。
「なんとなく美味しそう」と思わせるのが目的となっています。

<アメリカ>

コカ・コーラゼロ アメリカ

参照元(https://allabout-japan.com/en/article/5305/)

反対にアメリカの広告では、ブランドが伝えたいメッセージを冒頭でダイレクトに伝えている傾向があります。
アメリカの文化では日本と比較してダイレクトなコミュニケーションスタイルを好むため、広告メッセ―ジも分かりやすいものになっています。

この広告では「コカ・コーラゼロはレギュラーコカ・コーラと全く同じおいしさ」といメッセージが冒頭で説明されています。
ユーザーに「同じ美味しさなのに、カロリーが低いのか」とはっきりした商品知識を与えるのが目的になっています。

このように国民性に合わせて大手ブランドは訴求内容を変えています。

あなたがYouTubeを使って商品紹介をする場合、ステップ1で作成したペルソナの文化的コミュニケーションスタイルを熟知した状態で、動画コンテンツを考えるべきです。

メッセージは冒頭で伝えるのか?それとも終盤?
商品メインの動画なのか?それとも人物メインの動画なのか?
商品のメリット訴求なのか?それとも商品のイメージ訴求なのか?

受けてが変われば、伝え方が変わることを意識して動画制作を行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
このようにターゲット像を明確にすることが一番大事なポイントとなってきます。

どの「国」の「何」の目的で日本に来ているかを探り、その人物に合わせた広告動画を作ることにより、彼らにとって魅力的な商品紹介動画になる事でしょう。