PINTO!株式会社PLAN-Bの情報発信メディア

2018.10.04

石津 知香

INTERNET ADVERTISING

目次
    1. ユーザーリストの切り口
    2. 基本概念
    3. 設定手順
      1. 1.YDNからリターゲティングタグ(サイト共通)を取得
      2. 2.スマートカスタムタグの設置
      3. 3.ページの設定
      4. 4.イベントバインディングを設定する
      5. 5.リターゲティングタグを設定する
      6. 6.タグ実行条件を設定する
      7. 7.YDNのターゲットリスト管理にターゲットリストを追加
    4. まとめ

YTM(以下Yahoo!タグマネージャー)もしくはGTM(Googleタグマネージャー)を利用して、サイト訪問者をリスト化する「ユーザーリスト」(Yahoo!ではターゲットリスト)を作成し、リターゲティングやRLSAなどを活用している方も多いと思います。

今回は、そのユーザーリストをYTMの設定を用いてさまざまな切り口で細分化させる方法をご紹介致します。


ユーザーリストの切り口

ユーザーリストの切り口として「1日以内の訪問者」「90日以内の訪問者」など日数で区切るリストや、「○○のページの訪問者」などのページで区切るリストなどが主流ですが、YTM(Yahoo!タグマネージャー)を使用して、さらに細分化することができます。

例えば

  • サイトに○秒滞在したユーザーリスト
  • 直帰したユーザーリスト
  • ランディングページの○までスクロールしたユーザーリスト
  • ランディングページの○%までスクロールしたユーザーリスト
  • ○回コンバージョンしたユーザーリスト
  • ○をクリックしたユーザーリスト

など。

時間だけにしても「5秒」「30秒」「60秒」など切り口は無限大です。今回はこの中の「ランディングページの○までスクロールしたユーザーリスト」の設定方法と実績をご紹介致します。


基本概念

通常のリターゲティング設定

通常

細分化する際の設定

細分化する設定

「細分化するスクリプトを設定する」こと、「タグ実行条件を設定する」

この2つが作業として追加されます。また、リターゲティングラベル(Yahoo!)を使用することで、今まで設定していたリターゲティングタグと分けて管理画面上でリスト化することができます。(→設定手順5)


設定手順

改めて「Yahoo!ディスプレイアドネットワークで、ランディングページの登録者情報入力画面までスクロールした人のリスト」として設定します。

1.YDNからリターゲティングタグ(サイト共通)を取得

現状使用しているリターゲティングタグをYDN側で取得します。

ターゲットリスト管理

2.スマートカスタムタグの設置

YTM側でサービスタグ管理>スマートカスタムタグを選び、以下コードを挿入します。

※赤文字部分はランディングページの取得したい場所にあるクラス名や画像名などを指定してください。ここでは登録情報を入れるクラス名が「mfp_hidden」だったためこの値を設定しています。

3.ページの設定

ページの設定

今までのリターゲティングタグと同じく、対応するページに設定を行います。上記のように「すべてのページ」でも可能です。

4.イベントバインディングを設定する

3で設定したページにバインディングを設定します。

対応するページ>バインディング>イベントバインディング>イベントバインディングを追加

イベントバンディングを編集

イベントを新規追加します。

項目入力例
イベント名任意の名前(ここでは事前登録スクロールとしています)
トリガーLP_Scroll
バインディング方法ダイレクト
エレメントセンターwindow 

保存して完了です。

5.リターゲティングタグを設定する

1で取得したタグを設定します。

「[Yahoo!ディスプレイアドネットワーク] サイトリターゲティングタグ(JavaScript)」を選択。リターゲティングタグを設定し、今までのものを判別するためにリターゲティングラベルを設定します。

サイトリターゲティング

ここでラベル名を「scroll」としていますが、ここの名前は自由に変更可能です。さらに、3で設定したページと同じページを設定します。

6.タグ実行条件を設定する

YDNのリターゲティングタグのタグ実行条件を設定します。ここで誤ってスマートタグで設定したものでタグ実行条件を設定してしまうと連携できませんので注意してください。

実行条件

4で設定したイベントバインディングをYDNのタグに紐づけます。イベントの追加をクリックし、4で設定した名前(ここでは事前登録スクロール)を選択し、保存します。

以上がYTM側での設定となります。

7.YDNのターゲットリスト管理にターゲットリストを追加

ターゲットリストの追加>ターゲットリスト作成(条件)を選択し

ターゲットリスト設定

ラベル5で設定したラベル名を条件に入れます。これでターゲットリストが溜まっていくことになり、リターゲティングに用いることが可能となります。


まとめ

実際にこの設定で「ランディングページの登録者情報入力画面までスクロールした人のリスト」とその他のユーザーリストと分けてリターゲティングを行いました。

結果として、細分化したリストだとコンバージョン率が11。リスト数が少なくなるため、クリックコストは高くなりがちですが、獲得効率が良いので最終的な獲得単価は他のリストよりも6分の1にコストカットすることができました。

ランディングページの重要な指標をリスト化することで、新たな改善の一歩となります。ぜひ、皆様もご活用ください。